同じ犯罪でも、自分の父母を殺した場合のほうが他人を殺すよりも刑が重いと聞いた事があるのですが、それは

前者について、過去においては本当で、現在においては嘘です。

尊属殺人と言われるものです。
刑法２００条で規定されていましたが、今の法律については尊属殺人は削除されています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8A%E5%B1%9E …

後者について、全面的ではないが本当。
細かく言えば被害者が処女だった方が罪が重くなりやすいです。
強姦罪と強姦致傷罪では後者の方が罪が重いです。
処女膜が傷つけられれば、強姦罪ではなく確実に強姦致傷罪になりますから、罪は重くなります。
しかし被害者が処女ではなくても、強姦によって傷を負ったりすれば、同様に強姦致傷罪になります。
法律の実務においては、実はどちらも同じような扱いで、強姦罪での適用が多いですが。

同じ犯罪でも、自分の父母を殺した場合のほうが

他人を殺すよりも刑が重いと聞いた事があるのですが、
それは本当ですか？
　↑
昔は、刑法に２００条というのがあり、そこでは
尊属殺人、という刑が規定されており、
普通殺人に比べて、非常に重い刑が法定されて
いました。

現代では、刑が重すぎる、として違憲判決が出た
ので、国会で協議して刑が廃止されています。

このように、尊属殺人はなくなりましたが、最高裁は
尊属を特別に保護するのは、問題無いとしています。
刑が重すぎるのが、問題なだけ。



刑が重いのが本当だとすれば、それは何故ですか？
　　↑
子が存在出来るのは親がいたからだし
子が成長出来たのは親が面倒をみたからだ。
その親を殺害するからだ。
というのがその理由です。



また、女性を犯す場合では、処女を犯すほうが刑が重いと
聞いた事があるのですが、それは、本当ですか？
　↑
必ず重い、という訳ではありませんが
重い場合が多い、と思われます。

処女の方が精神的なショックが大きい
からだ、
社会的評価が違うからだ、
ということです。

昔は他人より親族を殺した方が(殺人の動機などにもよりますが)、罪が重かったのは事実です。

ただ裁判所は公民で習う「違憲立法審査権」という権限を持っています。
このケースでかいつまんで説明すると「親族を殺した方が罪が重くなる」という事が憲法や法律に名言されているのか？
と、見直したところ「その様な記述は一切ない」と裁判所が判断し、激論の末「親族という理由だけで罪が上乗せされることはない」という結論に至り今ではその様な「罪の上乗せ」は行われなくなりました。
昔は法律に書かれていなくても、それまでの事例から罪が重くなっていたわけです。

女性〜 ですが、被害者の女性が今まで性経験がない場合処女膜がありますので、致傷罪が加わりますので罪が重くなります。

刑罰にしばしば人としての感情、世間で普通といわれる精神や常識から逸脱したものに対して重い罰を与える傾向にあります。

罪や刑罰は元より機械的に捌くものではなくて人の感情から生まれたものなのでね。