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最後の晩餐だの、十字架だの、有名な場面は色々ありますが、
肝心の裁判で誰が訴えて、誰が悪いかが分かりません。
民衆の声に押されて死刑にしたとか、お付きも居たのに、お粗末すぎないでしょうか?

あと、自分たちの大切な人を死に追いやられた相手をぼやかすのも、不思議でなりません。よろしくお願いします

質問者からの補足コメント

  • 沢山の回答ありがとうございます。
    ベストアンサーですが、疑問を解決してくれた5の方と、それで疑問に思ってまた別の質問をしようと思った部分を更に完全に補足してくれた7の方とで非常に迷いましたが、先に答えてくれた5の方にしたいと思います。
    質問してきた中で、これほど明確に分かりやすい回答を多数頂けたのは初めてでした。ありがとうございます!

      補足日時:2019/11/06 19:58

A 回答 (7件)

聖書にかいてあるのはキリスト教徒の側の視点であり、解釈です。


他に資料がない以上、それ以外の解釈は憶測の範囲を出ません。

とはいえ、聖書にしても、キリストが死んだ後時がたってからの記述ですから、それが事実に即しているいう証明も困難です。

イエスは自分自身も属していたであろうユダヤ教の神殿を破壊し、ユダヤ教は間違っていると主張した、いわば当時の異端者、反政府運動のリーダーです。
しかも勢力として、はるかに弱小です。
のちに世界宗教にまで発展したキリスト教団とは違います。
当時の人々にとっては、「弱小異端者集団のリーダーだった貧相な男が国家転覆罪にとわれて殺された」という事実があり、それが口伝で伝えられ、のちに聖書に書かれたのです。
それを曖昧、というのは、現代の感覚です。

誰が訴え、誰が判決を下したのかが分からないのも、当時としてはごく当たり前です。
ぼかしているというよりは、分からない、というのが実情でしょう。
「イエスが為政者によって殺された」という事実があっただけです。

たとえば、戦前の日本で反国家主義者と断定された人が何人も拷問や死刑によって殺されていますが、誰が訴え、誰が悪いのか、なんて分かりません。
「当時の政府が殺した」ということしかわかりません。
もちろん、当時の日本も一応法治国家なので裁判資料、警察資料を調べればわかるかもしれませんが、一般国民には知られていません。

100年前の日本でさえそうです。
ましてや2000年前のことがあいまいにしか伝わっていなくても当然でしょう。
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この回答へのお礼

丁寧なありがとうございます。当時の世相も、勢力もしりませんでした。
弱小勢力のうちに教祖が消えたのに、三大宗教にまで発展するなんてスゴいですね。正に神掛かってます

お礼日時:2019/11/06 19:49

誰が主因となったかということとなると、解釈や重みのかけ方によって全く異なってくるので。



死刑にしろと訴えたのはユダヤ教の主流派(全員なので「誰」といえない)だし、
ユダヤ人の内政に不干渉という立場ながら、騒乱につながる事態も見逃せず、板挟みとなって消極的指示を与えたユダヤ長官ポンティス・ピラトゥス(ポンツィオ・ピラト)もそうだと言えばそうだし、
直接の下手人は死刑執行人だし。

聖書によれば最後の晩餐とか復活とか、仰々しい場面がてんこ盛りですが、史実となると
「ユダヤ教の戒律を侵した一大工が、ユダヤ教の本流から訴えられ、ユダヤ長官がそれに消極的支持を与えたため、ユダヤ教の戒律により処刑された」
それだけです。

キリストは一度もキリスト教徒にも教祖にもなったことがありません。
彼はユダヤ教徒として活動し、ユダヤ教徒として裁かれ、死にました。
キリスト教はキリストの死後、彼の弟子たちが作ったものです。
その弟子たちにしてみれば、教祖に祭り上げた人物の死が上記のようなことでは格好がつきません。
だからいろいろと潤色したのです。

これをポンティスの側から見ればこうなります。
「自分にはユダヤの地を大過なく治める義務がある。
 ところがユダヤ教徒たちが内ゲバをおこした。
 本来ローマ帝国はユダヤ人の内政には不干渉なのだが、
 この騒ぎをほうっておくと拡大し、内乱に発展する恐れがある。
 そうなれば自分は本国に召還され裁かれる。
 内政不干渉と事態の収拾、どちらを取るべきか。
 どちらにも決断がつかない以上、証拠に残らない方法で民衆の期待に応え、ローマからの追及も避けよう。」
まあ、世の大多数を占める「ふつうの人間」なら、追い詰められればこうするでしょうね。

ちなみにローマ帝国とユダヤの関係は、この時期は問題なく過ぎていました。
ポンティスはのちに召還され裁かれますが、それはキリストの処刑に同意を与えたからでなく、ユダヤ統治でいくつものエラーを侵したからです。
ユダヤとローマとの関係が悪くなるのはもっと後です。
この事件が起こった時の皇帝ティベリウスから3代あとのネロ帝が自死し、直後帝位を巡って内乱が起こるあたりからです。
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この回答へのお礼

当時の世相や状況を詳しくありがとうございます。
気になっていたことをすべて答えて頂けてスッキリしました!

お礼日時:2019/11/06 19:53

イエスだってモーツァルトだって墓はないのですが、それのどこが問題なのですか?

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この回答へのお礼

ありがとうございます

お礼日時:2019/11/06 19:49

イエスを刺したのはロンギヌス


ロンギヌスの槍はゲームでよく出てくる
悪人に仕立て上げたのはユダヤ教の官職達
死刑を実行したのはローマ帝国の役職連中
両方とも具体的な名前までは出てきませんね
「達」とか「連中」ということで
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2019/11/06 17:08

聖書によると、



当時の総督ピラトが自分の政治生命を守るために、群集の要求にこたえてやむをえずイエスの処刑に踏み切った。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%A9 …

ということになっていると思います。

なんか、、、何処かの国の話みたいですな。
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この回答へのお礼

そうなんです。それが不思議で。
来たばかりの異人をそこまで嫌う理由が不明なのです。
これがその地に根付いた宗教の教祖が仕組んだなら納得も行くのですが、それなら、弟子達は血眼になって犯人を究明するはずですし。。
こんな曖昧なまま終わらせるなんて、むしろ、弟子達がキリストをはめたんじゃないか?位に思えてきます。だから気になりました。

お礼日時:2019/11/06 17:14

当時は民主主義ではありません。



権力者や有力者が「有罪、死刑」と言えば、それが通ってしまう時代です。
裁判が公開されているとはかぎりません。

ともかくも、その地の権力者有力者に憎まれて死刑になった、ということだけは分かっているのです。
それ以外は、はっきりしなくてもしかたないです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。ちらっと見たところ、その権力者があまり乗り気ではないのに、民衆の気持ちを汲んでとみたので、気になりました

お礼日時:2019/11/06 17:08

殺した、、、というよりも、処刑したのは当時のユダヤ教徒でしょう。



それが通説なのではないですか。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。それが通説ですね

お礼日時:2019/11/06 17:06

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