農機具屋に見積もりお願いして何日ぐらいで出来るの？

クボタはその場ですね

農機具店さんにもよって違います。

整備スタッフがそろっているところなら速い（3日以内）ですが
オヤジさんが一人でテンコシャンコやってるようなところであれば
2週間はかかるでしょう。

また機械によっても、
故障の程度によっても大きく違います。

例えばトラクターをひっくり返しちゃった。
エンジンかからなくなった、
ならば燃料パイプ、エンジンヘッドを外し、マフラーを外し、
エンジン内に回ってしまったエンジンオイルをきれいに除去洗浄しなければならないので、取り掛かってから3日はかかります。

一回エンジンヘッドをばらすわけですから各種パッキンなどを
取り寄せておかなければなりません。（たいてい在庫は持っていない）

なのですぐにとりかかっても1週間はかかります。

一方、刈り払い機のエンジンがかからない場合、
時としてプラグだけの問題、ということもあります。
この場合はプラグを交換すればいいだけの話で
プラグは消耗品なのでたいてい在庫してます。
交換するのにものの５分で修理は完了します。
したがって缶コーヒー一本飲んでる間に終わります。


さて見積もりですが、機械の故障内容によっては
ばらしてみないとわからない、ということもあります。
この場合やはり手間がかかるわけですよ。
つまり見積額を出すのに整備員が時間と労力を使うわけですよ。
ここれに1時間かかれば5千円～8千円の手間賃をとられます。
もちろんそのままそのお店で修理すればばらしたまま修理しますから
見積もり料は無料ですが

見積もりしたあげくに、高いから修理しない、となった場合は
じゃぁ見積もりに使った時間と労力はどうしてくれる？
となりますので見積もり料は必要となります。

タダで見積もりだけやってくれるところなんぞないですよ。
そんな時間あるんだったら他の機械の修理に時間を使えば
修理代を稼げるわけですからね。

また、忙しいお店であれば手を付けるまでに数日かかることもあります。

「来週使うんだよね、それまでにやってくれないかなぁ。。。」
といってもそれはお客さんの勝手な都合、修理屋の都合ではありません。
また壊したのはお客さんであり、
農機店としては「なに勝手なこと言ってんだ、こっちゃーあんたの機械の修理を手を広げて待ってたわけじゃねーよ、自分でぶっ壊しておいて
いついつまでに直せってか？　ウチじゃ1週間かかるね、急ぐならほかでやってもらいな！」
と心の中では言っているはずです。

また農機店のオヤジさんや従業員（整備員）は職人気質の人が多く
べらんめぇですから依頼するときには気を付けましょう。

上記のように自分の都合を並べて急いでくれ、など言おうものなら
「あー、じゃぁ他行ってやってもらってくれ！」と断られます。

いつ頃出来上がりますかねぇ？と聞けばいいんです。
「まぁ、一週間はかかるな」と言われたら
こっちが考えればいいことです。他行って依頼するか
1週間我慢するか選択すればいいんです。

1週間といったのは農機店側なので、この約束をたがえたら
がっつり言ってやればいいんですけど、
本当は仲良くしておいた方が後々のことを考えるといいですけどね。

というわけで、
ご質問では
どういう機械のどういう故障なのかわからず、また農機店の規模や
スタッフも把握できないので
どのくらい時間がかかるかはわかりません。

ただ、見積額を算出するだけでしたら
まぁ3日もあれば通常はやってくれます。
早いところではかなり大掛かりな修理であっても午前中に依頼すれば夕方には出してくれるところもあります。

さて、その見積なのですが、
本当は見積もりなど依頼しない方が安く上がります。

というのは見積もりには相当の余裕を持たせて金額を出します。
修理している途中で他の不具合が発見される場合が
多々あります。
この分を見越して算出しますのでかなり高めに見積もりは出てきます。

あるいは見積額を信じていたら、修理途中で他の不具合が発見され
電話がかかってきて、これもダメ、あれもダメだから修理代は
大幅に高くなる、との旨を言われたりします。

前者の高めの見積もりならばたいしたことをしていなくても
お客さんは見積額で納得しているんだから、と解釈して
そのまま請求されます。
（もちろん見積もり通りの整備はします、整備しないところまでは請求しません、そうなるとビッグモーターになっちゃいますから）

例えば、管理機のリコイルスターターのひもが切れた、という場合
ロープの交換だけならロープ代と交換工料でまぁ高くてもせいぜい5千円
ですが
切れた原因が問題です。

おきゃくさんは
「ロープが切れちゃった、直して」とだけ依頼しますが
単に老化で切れたのなら問題ないですが
エンジンがかからず、何度も何度も引っ張り
ロープがロープ出口のプラスティックのふちに当たり摩擦でプラスティックが溶けてそこが鋭くなりそのせいで切れた、という場合もあります。
この場合、スタートローブだけ交換したのでは直りません。

まず、リコイルのプラスティックが溶けちゃったんですから
リコイルをアッシーで交換する必要があります。
またエンジンがかからなかったのですからプラグやケアクリーナー
キャブレター、燃料回路、はては圧縮、まで修理する場合も出てきます。

なので、見積もりはどう転んでもいいように高めに設定します。
これで依頼すると、
単に老化で切れても見積もり通りいったんエアクリーナーを外し
キャブレターを外しそれぞれ洗浄とオーバーホールしてはくれますが
本来必要ないところまで整備するので高く支払うことになります。

なので、見積もりを依頼することなく頼むのが一番安上がりです。
とはいえ、いくらかかるか気になるところなので
3万超えるようだったら連絡してくれ、というように
こっちの予算を言っておけばいいでしょう。
その枠内でできることは全部してくれます。
それでも足らないようでしたら連絡が来ますので
じゃぁ修理しないと返答すればいいのです。
ただし、そこまでかかった（分解した、あるいはほかの故障個所が見つかったところまでの）人件費は払うようですが。。。

いずれにしろ農機店に見積もりを依頼するというのは
はかなり問題を抱えます。

見積もり代を取られる場合がある、
見積もりを超える場合も出てくるかもしれない、
見積もりは高く算出されている、
などなどです。

というわけで、見積もりはよほど大きい故障（何十万という想像できる場合）でない限りやめておきましょう。

普通

なんでもお願いするときは
いつまでにできますかと
聞かないか？

知らない人に
いつまでにできますかと
聞いてわかるか？

それは農機具屋さんに聞くしか無いのでは？

簡単なものならそもそも対面ですぐなわけですし。規模によっては上司の許可が必要でしょうし・・・