身勝手な人

先般、死刑が求刑された事件ですね。

こうした中、わたくしとしても非常に関心があり、以下のとおり、ご回答いたします。

●【先日、茨城県では自称運転手の男が日立市役所と東海村の役場に車を突っ込んで器物破損で逮捕された。それにしても最近、こんな身勝手な人が多いのは何故でしょうか？】
⇒自己中な人が増えたんでしょうね。
幼少期における親のしつけや、その後の本人の生き方が原因によるものと考えております。

●【あまりに身勝手なので、実に腹立たしいです。他にも私の周辺にもいるが公開処刑した方がいいのでないでしょうか？】
⇒残念ながら、お気持ちはよくわかりますが、日本ではそのような制度はありませんで。
まあ、北朝鮮なら間違いなく公開処刑でしょうけどね。

●【更に青葉という被告に擁護する資格は無いと思います。】
⇒この点に関しても、お気持ちはよくわかりますが、
弁護人(弁護士)は被告人を弁護することが仕事ですので・・・。

身勝手な理由で犯罪を犯す人がいるとしても、それを含めて人間社会である以上その存在が今の社会にある以上受け入れなくてはなりません。

それが嫌なら、そうした人が生まれない社会を目指すしかないですが、現在なやり方では少なくともそう言う人がゼロである世の中は必ずしも公平平等平和にはできていません。

犯罪を犯した人に対する一般社会の非難可能性は決して貴方のように人生うまく行って現在豊かに物質的にも精神的にも満たされた生活をしている貴方が腹立たしいと思うからではなく、社会に不満を覚える様々な人に対しても社会福祉などの適切な支援があったりするにも関わらず過激な行為によって命を奪ったりという重大、無責任なことをすることに対した社会非難からです。

三島由紀夫の金閣寺という小説では、最後に主人公が金閣寺を燃やした後に生きようと思うわけですが、これをただ放火犯が何言ってんだ？公開処刑だ！なんてならないのは、そこに意味を見出す人間の複雑な立場や考え方の違いがあるからです。

世の中を大局的にみずに、感情論で一方的に公開処刑などという言葉が出てくる貴方もまたある意味相当身勝手だって分かりませんかね。犯人に同情するほどの人権派でもないですが、犯罪者であっても適切な法律による手続きによって裁かれる権利はあることは思いますよ。

確かに身勝手ではあるんだけど、あなたのようなのも身勝手の部類になりますよ。

今の世の中思い付きだけであれこれ極論のような言い方をしてしまって他人を傷つけているために被害にあったものは追い詰められるという焦燥感と怒りとで前後不覚に陥りやすい社会となっているためです。あれもこれも自由‥だけどその自由に対する責任が保てない場合どこかしらに皺寄せが来て誰かが迷惑を被るんですよ。

犯罪だけ見たら犯人が悪いということになりますが、細部まで見たら原因を引き起こしたのは被害者側だったりします。犯罪でないなら他人を傷つけても良い‥と言うわけじゃありません。そういう態度をとるからこそ崖に追い詰められたかのような状態の人が暴挙に出てしまうんですよ。

相手を全て知った上で犯罪に対する制裁が死刑なら分かりますが、身勝手とかレベルの低い内容で決めるのはやめていただきたい。そういう見かけの思い付きで他人を傷つけるから悲劇が起こるというのに、事件の顛末も理解せず同じことやろうとするなよ‥なんにも分かってないじゃないか？私情で判断するんじゃないよ。

親も学校も野放しだから、あんなのが育ってしまうんです。

それが「自由」なんだと勘違いしてる。

親がちゃんとしつけてないからでしょう。

他人を思いやって自分勝手にならないようしつけなければ、わがままで身勝手、全部他人のせいにする自己中心的な人間になります。